現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年9月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 十五夜とむかふわたしといふひとり |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
4 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
5 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
6 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
7 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
8 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
9 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
10 | いなびかり北よりすれば北を見る |
11 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
12 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
13 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
14 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
15 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
16 | こんなよい月を一人で見て寝る |
17 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
18 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
19 | かの地主白露に白き鶏放ち |
20 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
21 | 星空へ店より林檎あふれをり |
22 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
23 | ちなみぬふ陶淵明の菊枕 |
24 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
25 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
26 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
27 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
28 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
29 | 左右忌の胸まで充ちて新樹光 |
30 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
31 | 雉子の眸のかうかうとして売られけり |
32 | 朝顔の紺のかなたの月日かな |
33 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
34 | 雁渡し一湖をよぎるものの水脈 |
35 | 囀りや吾が胸中の鳥も鳴く |
36 | いつまでもサイレン降り止まぬよ雨月 |
37 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
38 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
39 | 山茶花の白に心を残しきぬ |
40 | 湯上がりのごと雲間の冬満月 |
41 | 恋猫の皿舐めてすぐ鳴きにゆく |
42 | みづうみへこころ傾く葛の花 |
43 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
44 | 陽へ病む |
45 | 方丈の大庇より春の蝶 |
46 | 蹠より梅雨のはかなさはじまりぬ |
47 | 逢うまでの刻ゆるやかに青蜥蜴 |
48 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
49 | 行進が昭和のふりする体育祭 |
50 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2024年9月22日 23時32分更新(随時更新中)