現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年5月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 星屑や鬱然として夜の新樹 |
2 | ぼうたんのひとつの花を見尽くさず |
3 | ものの種にぎればいのちひしめける |
4 | 夏みかん酸つぱしいまさら純潔など |
5 | 草笛を吹いている間は大丈夫 |
6 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
7 | 星空へ店より林檎あふれをり |
8 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
9 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
10 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
13 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
14 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
15 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
16 | 朝顔や百たび訪はば母死なむ |
17 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
18 | 重ね着の中に女のはだかあり |
19 | 雷鳴に暴れ出したる鯉のぼり |
20 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
21 | なつかしの濁世の雨や涅槃像 |
22 | 青田行くは素の男なり振り向かず |
23 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
24 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
25 | 春や昔十五万石の城下哉 |
26 | 刺隠しの 枝垂れのバラは 紅の色 |
27 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
28 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
29 | 金魚藻にせばめられつつ溝の水脈 |
30 | 麗らかや長居の客の膝頭 |
31 | 考える人は考え昭和の日 |
32 | ビルは朝焼け白猫跳躍して思想 |
33 | 黒雲から黒鮮かに初燕 |
34 | 桜蘂降るがやがや記号騒がしい |
35 | 舟一つたゆたふ湖や春がすみ |
36 | 眉尻を少し撥ね上げ端午かな |
37 | バナナ剥く東西南北 子供の日 |
38 | 日の丸の旗変えられぬ憂国忌 |
39 | 芋の露連山影を正しうす |
40 | 青空へポッカリ優雅桐の花 |
41 | 何気ない零れ時間に汲む新茶 |
42 | あやふやな夫婦の距離に新茶汲む |
43 | 永き日の鐘と撞木の間かな |
44 | 水の無い水槽が好き 白夜 |
45 | 一村のうすうすといる狐雨 |
46 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
47 | 空箱のなかのあきばこ春霞 |
48 | 胃の中の新薬騒ぐ薬の日 |
49 | 実のならぬ通草の花や梅若忌 |
50 | 繭あげて翁まなざし雨ざらし |
2024年9月19日 15時37分更新(随時更新中)