現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年1月14日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
3 | 水枕ガバリと寒い海がある |
4 | 海に出て木枯帰るところなし |
5 | をみならも涼しきときは遠を見る |
6 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
7 | 緊張の糸が解れて春炬燵 |
8 | ダイヤモンドダスト見詰めて目の熱き |
9 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
10 | 古手紙そつと投げ込むどんと祭 |
11 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
12 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
13 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
14 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
15 | みんな夢雪割草が咲いたのね |
16 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
17 | 木がらしや目刺にのこる海の色 |
18 | この道しかない春の雪ふる |
19 | かまくらへゆつくりいそぐ虚子忌かな |
20 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
21 | をみならとくらげとわたる城ケ島 |
22 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
23 | 蝋梅や磨きたりない床柱 |
24 | 若きらのいのちの絵筆汗し観る |
25 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
26 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
27 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
28 | 初蝶やわが三十の袖袂 |
29 | 腹底に逆波起つる青嵐 |
30 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
31 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
32 | 見詰めゐて星増えゆけり午祭 |
33 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
34 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
35 | 猩猩緋纏うて雪を踏みしめむ |
36 | 大空に伸び傾ける冬木かな |
37 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
38 | 立冬のことに草木のかがやける |
39 | 人生の終章歩む花の道 |
40 | 青北風に事の運びを質さるる |
41 | 前世もひとり見ていた冬落暉 |
42 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
43 | 卵割るように銀河を渡りけり |
44 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
45 | ライオンは寝てゐるわれは氷菓嘗む |
46 | たましいの剥製ダイヤモンドダスト |
47 | 秋灯や夫婦互に無き如く |
48 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
49 | 螢獲て少年の指みどりなり |
50 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2025年8月28日 21時09分更新(随時更新中)