現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年5月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 七十路や新しき事弥生道 |
2 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
3 | 一日もの云はず蝶の影さす |
4 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
5 | ものの種にぎればいのちひしめける |
6 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
7 | 星空へ店より林檎あふれをり |
8 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
9 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
10 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
11 | この道しかない春の雪ふる |
12 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
13 | 入れものが無い両手で受ける |
14 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
15 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
16 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
17 | 大いなるものが過ぎ行く野分かな |
18 | 来賓を畚に乗せて運動会 |
19 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
20 | 苺ジャム男子はこれを食ふ可らず |
21 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
22 | 淋しい幽霊いくつも壁を抜けるなり |
23 | 或夜雛娶りけり白い酒 |
24 | 雪が降る海鼠に靨ちらちらちら |
25 | 窓あけた笑ひ顔だ |
26 | 青梅のこつんと戦後六十年 |
27 | 十三夜乳首を紅く塗る狸 |
28 | ゆく雁やふたたび声すはろけくも |
29 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
30 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
31 | 秋風や水に落ちたる空のいろ |
32 | 初蝉や水面を雲のうつりつつ |
33 | 濁る水はどこかへ流し栗の花 |
34 | 岬鼻へ飛立つ前の鷹一羽 |
35 | 銀漢に触れて尾となる天塩川 |
36 | 遠来の友の鼾や明け易し |
37 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
38 | 寝ねかぬる子に応へつゝ涼みけり |
39 | おにをこぜ徹頭徹尾おにをこぜ |
40 | み仏に美しきかな冬の塵 |
41 | 雪吊の髻ゆるみ友逝けり |
42 | めごめごといわれて金魚転びけり |
43 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
44 | 船焼き捨てし/船長は//泳ぐかな |
45 | 六月の氷菓一盞の別れかな - - |
46 | 夏潮に一直線に出漁す |
47 | 蛍火や疾風のごとき母の脈 |
48 | ひまはりの人を恐れぬ高さかな |
49 | 彼岸会の男がつかむ膝がしら |
50 | あたたかい白い飯が在る |
2024年4月27日 20時57分更新(随時更新中)