現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年4月28日のデイリーキーワードランキング
1 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
2 | 七十路や新しき事弥生道 |
3 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
4 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
5 | 西国の畦曼珠沙華曼珠沙華 |
6 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
7 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
8 | 日輪をこぼるる蜂の芥子にあり |
9 | 夏雲群るこの峡中に死ぬるかな |
10 | ねむりても旅の花火の胸にひらく |
11 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
12 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
13 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
14 | 灸花むしれり男盛り過ぐ |
15 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
16 | 林檎くふて牡丹の前に死なん哉 |
17 | 入れものが無い両手で受ける |
18 | 犬一猫二われら三人被爆せず |
19 | 犬ふぐり墓地の傾斜のなだらかに |
20 | 原爆地子がかげろふに消えゆけり |
21 | 烏賊の甲羅鉛のごと澄む女眼の岸 |
22 | 機関車の底まで月明か 馬盥 |
23 | 俳句思へば泪わき出づ朝の李花 |
24 | 父の忌や夕日の中の残り柚子 |
25 | 砂文字を消しゆく波や秋果つる |
26 | 雪原に月光の充ち無きごとし |
27 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
28 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
29 | 木の芽にはちぎれ雲佳し古街道 |
30 | 身の程の蜘蛛の囲にして譲らざる |
31 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
32 | 青空の奥処は暗し魂祭 |
33 | まつ白な雲引き寄せて桜咲く |
34 | 遮断機にいつしか消えし時雨虹 |
35 | 女の心触れあうてゐて藤垂るる |
36 | 土明かり朝の/綿蟲/昼の泣き虫 |
37 | をさなごのひとさしゆびにかかる虹 |
38 | 鉄階にいる蜘蛛智恵をかがやかす |
39 | 常夏の碧き潮あびわが育つ |
40 | 雪原をゆく一筋の風の影 |
41 | 二階に漱石一階に子規秋の蜂 |
42 | 夕顔のあの日の嘘の美しく |
43 | 星空へ店より林檎あふれをり |
44 | 大寒の底にいるなり愚に徹し |
45 | かへるさの一粒雨や母子草 |
46 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
47 | 広場に裂けた木 塩のまわりに塩軋み |
48 | どくだみの花へ逃げきて紅潮す |
49 | 起立礼着席青葉風過ぎた |
50 | 冬瀧の骨格に触れ鳥の影 |
2024年9月26日 20時34分更新(随時更新中)