現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年8月28日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 洗っても洗っても砂海の日の靴 |
3 | ちなみぬふ陶淵明の菊枕 |
4 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
5 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
6 | 八月や六日九日十五日 |
7 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
8 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
9 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
12 | 赤とんぼ夕暮はまだ先のこと |
13 | いなびかり北よりすれば北を見る |
14 | ひぐらしや世事遠くする露天風呂 |
15 | 連隊の皆無口なり冬木立 |
16 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
17 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
18 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
19 | 開帳の寺に立正安国論 |
20 | 翠黛の時雨いよいよはなやかに |
21 | 瓶ふつて虫をころがす夏休み |
22 | 遠方に富士くっきりと恵方道 |
23 | 鰯雲個々一切地上にあり |
24 | 重ね着の中に女のはだかあり |
25 | 蝉しぐれ八月尽の蝉しぐれ |
26 | 蝉の亡骸裏返りしは約束 |
27 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
28 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
29 | 女人吹く篠笛流る施餓鬼寺 |
30 | みづうみへこころ傾く葛の花 |
31 | 茎右往左往菓子器のさくらんぼ |
32 | 鰯雲日かげは水の音迅く |
33 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
34 | 石ころも露けきものの一つかな |
35 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
36 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
37 | 相逢うて飯食う疲れ遠花火 |
38 | 首里城は空の竜宮花梯梧 |
39 | 浜靱耳しんしんと沖はあり |
40 | ふり止みて再びはげし蓼の雨 |
41 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
42 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
43 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
44 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
45 | かげろふや丘に群がる兵の霊 |
46 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
47 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
48 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
49 | かの壁にかかれる春著焼け失せし |
50 | 億年のなかの今生実南天 |
2024年9月26日 13時20分更新(随時更新中)