現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年7月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
2 | サルビヤの純粋迷ひごころ消ゆ |
3 | 星移る匂い袋の涼しき香 |
4 | 人恋へば夕べ笹の葉清し清し |
5 | 鍵束に覚えなき鍵星迎え |
6 | てのひらの静かなる飢青くるみ |
7 | 瞑想の時を下さいあやめ咲く |
8 | 河ほとり荒涼と飢ゆ日のながれ |
9 | すれちがうベクトル海の日の教室 |
10 | 黒揚羽亡き人の魂のせて来よ |
11 | パセリ噛む夕ぐれは鳥の感情 |
12 | しんかんと炎天ザイル垂るるのみ |
13 | 体内の迷路も夏か水いそぐ |
14 | 海の蝶最後は波に止まりけり |
15 | 河骨の鈴をふるはす星揃ふ |
16 | 朝焼の雲海尾根を溢れ落つ |
17 | 涼風くぐる高さ制限2・2 |
18 | 生の終り見えざる七月杉が立つ |
19 | 色色に異国文字ある星祭 |
20 | 毎日は静かに澱む金魚玉 |
21 | 大花火天を感じてのちこぼれ |
22 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
23 | 善戦の敗者が佇てり風の薔薇 |
24 | ちるさくら海あをければ海へちる |
25 | にぎりしめにぎりしめし掌に何もなき |
26 | 海溝に貝の墜ちゆく夏の夢 |
27 | 七月の潜水艦になれといふ |
28 | そもそものはじめは紺の絣かな |
29 | 吊橋に目尻ひりひり初河鹿 |
30 | 雲一片シュトラウス晴れの麦畑 |
31 | 我も亦ラッシュアワーのうたかたか |
32 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
33 | 身ほとりに一陣の涼残したる |
34 | 星祭赤子ら母の名札負ふ |
35 | 鶏たちにカンナは見えぬかもしれぬ |
36 | わが腋も葡萄の花をこぼすべし |
37 | 黴厨匙きらきらと密集す |
38 | 老いゆくを罪と思はず百日紅 |
39 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
40 | ひるがえる葉裏で僕の手錠はずそう |
41 | いつせいに土を出る音つくつくし |
42 | 初雪や仔牛の睫に消えてゆく |
43 | この道の富士になりゆく芒かな |
44 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
45 | 人体冷えて東北白い花盛り |
46 | あるけばかつこういそげばかつこう |
47 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
48 | 浮浪児昼寝すなんでもいいやい知らねえやい |
49 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
50 | 虹からの郵便濡れて縁側に |
2024年9月23日 16時26分更新(随時更新中)