現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年2月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 重ね着の中に女のはだかあり |
2 | 硝子戸の中の幸福足袋の裏 |
3 | 白息のゆたかに人を恋へりけり |
4 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
5 | 舞曲聴く逃亡の霧森に舞い |
6 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
7 | 雪形の代馬夜毎沢下る |
8 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
9 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
10 | 雁やのこるものみな美しき |
11 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
12 | あぢさゐの毬より侏儒よ駆けて出よ |
13 | サングラス掛けて妻にも行くところ |
14 | 夕あかり喪章となりし梅の花 |
15 | 雪山の冠りみだるる風の星 |
16 | 春雪や手にかざしみる吉野紙 |
17 | おそるべき君等の乳房夏来る |
18 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
19 | 春浅し空また月をそだてそめ |
20 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
21 | 春風や阿波へ渡りの旅役者 |
22 | 七夕竹借命の文字隠れなし |
23 | 海とどまりわれら流れてゆきしかな |
24 | 雪残る頂き一つ国境 |
25 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
26 | 行く春ややぶれかぶれの迎酒 |
27 | 菫程な小さき人に生れたし |
28 | 高階に素足を拭ふ夏は来ぬ |
29 | 雨粒のときどき太き野菊かな |
30 | 海に出て木枯帰るところなし |
31 | 雄ごごろの萎えては雪に雪つぶて |
32 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
33 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
34 | 北欧の船腹垂るる冬鴎 |
35 | 分け入つても分け入つても青い山 |
36 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
37 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
38 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
39 | 女来てずんと寝ちまう文化の日 |
40 | 顔見世の楽屋入りまで清水に |
41 | 春の鹿水のひびきの木の間より |
42 | 濁世の真ん中にあり薮柑子 |
43 | 牡蠣船にもちこむわかればなしかな |
44 | 雲仙に雲かかりゐる花野かな |
45 | 比良ばかり雪をのせたり初諸子 |
46 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
47 | 金亀子に裾つかまれて少女妻 |
48 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
49 | 喜雨亭翁を侮る鵯の柿に居り |
50 | 厚司著て銑鉄のあがらぬ日の仲仕 |
2024年4月24日 05時32分更新(随時更新中)