現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年8月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
3 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
4 | ストレスのたまる松の木秋うらら |
5 | 見てをりぬいのちしづかに寒牡丹 |
6 | 叔父の僧姪の舞妓や大石忌 |
7 | ものの種にぎればいのちひしめける |
8 | 木曽のなあ木曽の炭馬並び糞る |
9 | 闘うて鷹のゑぐりし深雪なり |
10 | 子にみやげなき秋の夜の肩車 |
11 | 海に出て木枯帰るところなし |
12 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
13 | 読書するまに少年老いて草雲雀 |
14 | 除夜の湯に肌触れあへり生くるべし |
15 | 阿亀に似たる信濃の妹の藍浴衣 |
16 | 秋の灯にひらがなばかり母へ文 |
17 | いちにち雨の流れた海港を身に湛える |
18 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
19 | 馴染むとは好きになること味噌雑煮 |
20 | 喪服着て七夕竹の裏通る |
21 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
22 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
23 | 青海波悪霊すでに目を覚まし |
24 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
25 | 生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉 |
26 | この道の富士になりゆく芒かな |
27 | 朝影や幹ひややかに地より立つ |
28 | ちるさくら海あをければ海へちる |
29 | あてどなく急げる蝶に似たらずや |
30 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
31 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
32 | 水に透く寒林キリストの胸よわし |
33 | 夜遊びの靴出している時雨かな |
34 | 重ね着の中に女のはだかあり |
35 | 蜾蠃追吹かれどほしの木の形 |
36 | 恋の矢はくれなゐ破魔矢白妙に |
37 | 己が羽くわえて歩く羽抜鶏 |
38 | 地球の芯に水流るるや秋の蝉 |
39 | あおぞらに外套つるし古着市 |
40 | 百合の香に近く未明を愛されし |
41 | 秋の淡海かすみて誰にもたよりせず |
42 | 石一つ堰きて綾なす秋の水 |
43 | 神にませばまこと美はし那智の滝 |
44 | 蝶の舞うたかんなの頭の黒かりき |
45 | 余り苗平家の墓に供へけり |
46 | 見えている木だから炎天きしませる |
47 | 山風にもまるゝ影や鳥おどし |
48 | 草いきれ女人ゆたかな乳房を持てり |
49 | どう見ても子供なりけり懐手 |
50 | 立山は青し梢の囮籠 |
2024年4月26日 00時56分更新(随時更新中)