現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年6月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 馬酔木咲く丘は野となり丘となる |
2 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
3 | 星空へ店より林檎あふれをり |
4 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
5 | 真剣に見てはいけないわらび餅 |
6 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
7 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
8 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
9 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
10 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
11 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
12 | 芋の露連山影を正しうす |
13 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
14 | せきをしてもひとり |
15 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
16 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
17 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
18 | そよぎだす早苗田の青昼鏡 |
19 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
20 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
21 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
22 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
23 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
24 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
25 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
26 | 月夜の葦が折れとる |
27 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
28 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
29 | 緑陰に三人の老婆わらへりき |
30 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
31 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
32 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
33 | 菫程な小さき人に生れたし |
34 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
35 | 朧夜のむんずと高む翌檜 |
36 | 梅雨の犬で氏も素性もなかりけり |
37 | 波音に鉄道草の月日あり |
38 | 快晴の空から降りてくる毛虫 |
39 | 沈丁や夜でなければ逢へぬひと |
40 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
41 | 方丈の大庇より春の蝶 |
42 | 梅雨入りの囁き羅漢石の耳 |
43 | 住吉の松の下こそ涼しけり |
44 | 両眼をおさへて夏に入りにけり |
45 | 夕風や水口に置く余り苗 |
46 | 遠郭公からまつは青噴きやまず |
47 | 秋風の漣として届きけり |
48 | どこからが人の領分遠郭公 |
49 | 山道のぬたばのごとし弟切草 |
50 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
2024年9月23日 06時32分更新(随時更新中)