現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年7月23日のデイリーキーワードランキング
1 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
2 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
3 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
4 | 青胡桃しなのの空のかたさかな |
5 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
6 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
7 | 円柱に日は廻り居り年の暮 |
8 | 芥川龍之介佛大暑かな |
9 | 洗張女は大暑忘れけり |
10 | 次の間にときどき滝をかけておく |
11 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
12 | 炉話の百貫目とは牛のこと |
13 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
14 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
15 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
16 | 日蝕や父には暗き蟻地獄 |
17 | そのかみの繪踏の邑をのぼりけり |
18 | とんぼが淋しい机にとまりに来てくれた |
19 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
20 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
21 | 水着出すこころ閉ざしてゐた頃の |
22 | 一筋の水を落し梅の門 |
23 | 讀まず書かぬ月日俄に夏祭 |
24 | 夜々白く厠の月のありにけり |
25 | 泣きやめて師へ奉る雪兎 |
26 | 大阪の屋根の歪みも大暑かな |
27 | 月の夜を立ち上りたる紙捻 |
28 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
29 | 理髪店出る人の影田水沸く |
30 | 主婦の夏指が氷にくっついて |
31 | ふわふわと伸ぶ水無月の後髪 |
32 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
33 | わが骨の髄はくれなゐ夕月夜 |
34 | ひたすらに風が吹くなり大旦 |
35 | 長閑さや障子の穴に海見えて |
36 | 帰らなんいざ草の庵は春の風 をやめる) |
37 | オリオンの盾新しき年に入る |
38 | 逢うために母は銀河の駅に佇つ |
39 | 瀧の上に空の蒼さの蒐り来 |
40 | 幸と言うか土用の梅をわずかに干し |
41 | 夜の刃物うつむき祭囃子過ぐ |
42 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
43 | 幽囚史など知らぬ町びと 貝を売る |
44 | そのひまでうたいつづけるのかやつら |
45 | 揚雲雀一遍上人妻子連れ |
46 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
47 | 青柿が青し線香二本づつ |
48 | 待つのみの夏の夜風にまじる砂 |
49 | おそるべき君等の乳房夏来る |
50 | そよそよと言葉とことば関係す |
2024年9月24日 02時03分更新(随時更新中)