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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2012年12月18日のデイリーキーワードランキング

1

天地の間にほろと時雨かな
2

青空や花は咲くことのみ思ひ
3

初空や武蔵に秩父晴れ渡り
4

名月が宅配便で届きけり
5

一月の川一月の谷の中
6

鵯のそれきり鳴かず雪の暮
7

去年今年貫く棒の如きもの
8

枯山の月今昔を照らしゐる
9

手鞠唄かなしきことをうつくしく
10

欲望の芯のささくれ冬の蜂
11

春近し雪にて拭う靴の泥
12

一行の添え書に見る年賀状
13

光堂より一筋の雪解水
14

紅葉散る地蔵ひたすら真顔なり
15

たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ
16

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
17

陸奥沈む沖明るくて蜜柑山
18

年を以て巨人としたり歩み去る
19

秋の航一大紺円盤の中
20

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
21

葛城の山懐に寝釈迦かな
22

冬の水一枝の影も欺かず
23

学問のさびしさに堪へ炭をつぐ
24

笹鳴きや嬰の片言にも心
25

夏嵐机上の白紙飛び尽す
26

枯園に向ひて硬きカラア嵌む
27

太陽の時計持ってる女郎蜘蛛
28

隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな
29

土手を外れ枯野の犬となりゆけり
30

犬二匹まひるの夢殿見せあえり
31

干瓢の滝なし干され土間暗し
32

三月の甘納豆のうふふふふ
33

摩天楼より新緑がパセリほど
34

身のうちへ落花つもりてゆくばかり
35

初夢や貰ひて困る城一つ
36

空っ風町中みんな無口にす
37

昼の灯に酒豪が集い注連作り
38

秋の暮大魚の骨を海が引く
39

鳥も稀の冬の泉の青水輪
40

古民家に煙の匂い山菫
41

かくれんぼ三つかぞえて冬となる
42

お降りや五体投地の母の骨
43

春の野や隷書草書の顔歩く
44

レノン忌や学徒の軍靴雨しぶく
45

淋しさにまた銅鑼うつや鹿火屋守
46

水入れて花瓶透明夏の果
47

榛の花いつかは人の中で死ぬ
48

新参の身にあかあかと灯りけり
49

歌留多とる皆美しく負けまじく
50

成人式終りし大き雪片よ


2024年9月21日 21時59分更新(随時更新中)
 

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