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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2014年7月2日のデイリーキーワードランキング

1

戦争が廊下の奥に立つてゐた
2

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
3

水の地球すこしはなれて春の月
4

朽舟の浮く水際に半夏生草
5

いなびかり北よりすれば北を見る
6

滝落ちて群青世界とどろけり
7

せきをしてもひとり
8

赤い椿白い椿と落ちにけり
9

金剛の露ひとつぶや石の上
10

霜の墓抱き起されしとき見たり
11

暗黒や関東平野に火事一つ
12

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
13

薄氷の吹かれて端の重なれる
14

ほととぎすあすはあの山こえて行かう
15

抽出しの鉄筆の錆び多喜二の忌
16

こんなよい月を一人で見て寝る
17

星空へ店より林檎あふれをり
18

咲き満ちて昼のさみしさ夾竹桃
19

蜥蜴のみみえ沈黙の地球かな
20

七夕や短冊百枚あなたと書く
21

強力の歩く哲学夏の尾瀬
22

蓑虫よ父よと鳴きて母もなし
23

暗黒や 関東平野に 火事一つ
24

包丁を持つて驟雨にみとれたる
25

桐一葉日当りながら落ちにけり
26

真弓の実その他心を開くもの
27

包丁の切れ味ためす冬銀河
28

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
29

春風や闘志いだきて丘に立つ
30

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
31

もういいかいまあだだよと梅一輪
32

茅の輪くぐる胸ぐらという薄明かり
33

跳箱の突手一瞬冬が来る
34

立葵いまも黒船見ておりぬ
35

鮎食みて身ぬちに利根の香をひろぐ
36

蝶々のもの食ふ音の静かさよ
37

磨崖仏みぞれと少女白く過ぐ
38

南国に死して御恩のみなみかぜ
39

早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き
40

全景は一幅の黄泉雁渡る
41

どの子にも涼しく風の吹く日かな
42

処置室に待機のままの三尺寝
43

大観の生々流転花筏
44

生きている証に飢えて熱帯夜
45

一村のうすうすといる狐雨
46

水枕ガバリと寒い海がある
47

囀をこぼさじと抱く大樹かな
48

子規逝くや十七日の月明に
49

打ち明けてより風鈴の音の変わる
50

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々


2024年4月27日 07時44分更新(随時更新中)
 

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