現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年7月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 海のうえ音のぼりゆく父の花火 |
2 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
3 | いなびかり北よりすれば北を見る |
4 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
5 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
6 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
7 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
8 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
9 | 蝉しぐれ八月尽の蝉しぐれ |
10 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
11 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
12 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
13 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
14 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
15 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
16 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
17 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
18 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
19 | 摩天楼あえばさみしき花氷 |
20 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
21 | 石仏の頤伝ふ春の雨 |
22 | 箱庭の人に古りゆく月日かな |
23 | 安宿とあなどるなかれ桜鯛 |
24 | 運ばるる氷の音の夏料理 |
25 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
26 | 衣被飯田蝶子を知っている |
27 | 初雪や雀集ひて沐浴す |
28 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
29 | 箱庭にありし人みな若かりし |
30 | 佐保姫のハミングをするときは風 |
31 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
32 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
33 | 凍蝶となるまで生きることの意味 |
34 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
35 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
36 | 啞*蝉の黙のかさなる蝉時雨 |
37 | 葦切や執行猶予と鳴きたてる |
38 | 沈黙も言葉のひとつ青りんご |
39 | 街昏れて雁わたる空のこしおく |
40 | ほおずきの花ひそひそと先のこと |
41 | 大賢は大愚に似たり生身魂 |
42 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
43 | 春や昔十五万石の城下哉 |
44 | 古里にふたりそろひて生身魂 |
45 | 河童忌や珈琲無糖のうす明り |
46 | 河童忌の日の当りゐるところかな |
47 | 再びは生れ来ぬ世か冬銀河 |
48 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
49 | 鉄塔で押し上ぐ雲や十七夜 |
50 | 炎天に散らばっている 記憶たち |
2024年4月26日 22時35分更新(随時更新中)