現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年12月25日のデイリーキーワードランキング
1 | へろへろとワンタンすするクリスマス |
2 | 遠郭公からまつは青噴きやまず |
3 | 行きずりの銃身の艶猟夫の眼 |
4 | 盆の月わが屋根の上に来ていたり |
5 | 水ぐるまゆっくり廻る歯痛あり |
6 | 遠来の人もてなすに滝と海 |
7 | ゆく春や古りしピアノに古し椅子 |
8 | 森閑と伊達の菩提寺冬に入る |
9 | 海に出て木枯帰るところなし |
10 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
11 | 追憶の寅さん秋をはみ出して |
12 | 喪いて酔うて月夜の斧振る音 |
13 | 群羊の一頭として初日受く |
14 | 冬に入るいつも正面は衰えて |
15 | 龍の玉深く蔵すといふことを |
16 | 星空へ店より林檎あふれをり |
17 | 呟きは言葉となれり師走風 |
18 | 嗚呼神様オリンピックの冬の陣 |
19 | 海をまた忘れるために葱刻む |
20 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
21 | 俳人も小粒になりぬわらび餅 |
22 | 右の眼に大河左の眼に騎兵 |
23 | 生馬の身を大根でうづめけり |
24 | 海の日や舌で鞣してゐる鯣 |
25 | 冬菊の倒るるままに影を置く |
26 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
27 | みぞるる窓荒れの烏賊火は絶ちて寝む |
28 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
29 | 退るとき紙のようなる盆踊り |
30 | 以下余白端にのっそり春の月 |
31 | 穀雨来て村は一気に華やげり |
32 | 新涼の身にそふ灯影ありにけり |
33 | 生きてあれ冬の北斗の柄の下に |
34 | 母と子のトランプ狐啼く夜なり |
35 | するりと嘘縮緬雑魚の黒目玉 |
36 | ろりろりと印度の少女雲を嚙む |
37 | 晩白柚どこに置きても落ち着かず |
38 | 亀鳴くは己の拙を泣くごとし |
39 | 夕顔の一つの花に夫婦かな |
40 | 妻がゐて子がゐて孤独いわし雲 |
41 | ひるがほに電流かよひゐはせぬか |
42 | 退屈な午後になりそう青瓢 |
43 | 師はひとり痩身の師の師走また |
44 | 雲を透く秋空見れば笛欲しや |
45 | おそるべき君等の乳房夏来る |
46 | 冬耕の土裏返す雀どち |
47 | 通天や時雨やどりの俳諧師 |
48 | 芋の露連山影を正しうす |
49 | 向日葵の大声でたつ枯れて尚 |
50 | 薪能夜叉になるまで足鳴らす |
2024年9月20日 02時22分更新(随時更新中)