現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年3月31日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 夫唱婦随婦唱夫随や冬籠 |
3 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
4 | 秋の航一大紺円盤の中 |
5 | 散らし雨遅咲き桜満開に |
6 | 春や昔十五万石の城下哉 |
7 | 病む母の薄眼に満ちて花万朶 |
8 | 芝桜色鉛筆の走り出す |
9 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
10 | 夕桜あの家この家に琴鳴りて |
11 | 愛の球体夜の園深くかがやく樹 |
12 | ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く |
13 | 玉の如き小春日和を授かりし |
14 | 藍植うや孀ながらも一長者 |
15 | 夕桜藍甕くらく藍激す |
16 | 笠にとんぼをとまらせてあるく |
17 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
18 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
19 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
20 | ああ弥生ばらまかれたる焼夷弾 |
21 | 仰山に猫ゐやはるわ春灯 |
22 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
23 | 噴火口にもつとも近き若緑 |
24 | 重ね着の中に女のはだかあり |
25 | 花あれば西行の日とおもふべし |
26 | 行く方にまた満山の桜かな |
27 | 鉛筆一本田川に流れ春休み |
28 | 金盞花ここを故郷かと思う |
29 | 合鍵を回す音せり雪しまき |
30 | 逢ふところまでいくたびも枯木過ぎ |
31 | 短日の梢微塵にくれにけり |
32 | 階段を濡らして昼が来てゐたり |
33 | 語らいは遠き日のこと母子草 |
34 | 余花の雨かの人に会うためほしい |
35 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
36 | 荷車の消えるまで音鎮花祭 |
37 | 狐火をみて命日を遊びけり |
38 | 桜満つ盲目の人の会釈して |
39 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
40 | 青濁の沼ありしかキリシタン刑場 |
41 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
42 | 春冷えや母の小さき背をさする |
43 | 花かりん少女の湖を思うかな |
44 | 晴れきって氷の下の魚と思ふ |
45 | 朝焼けの時刻表から上高地 |
46 | 一握の砂を滄海にはなむけす |
47 | 佐保姫のハミングをするときは風 |
48 | いきいきと三月生る雲の奧 |
49 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
50 | そのなかに芽を吹く榾のまじりけり |
2024年9月24日 04時31分更新(随時更新中)