現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年8月31日のデイリーキーワードランキング
1 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
2 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
3 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
4 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
5 | あきくさをごつたにつかね供へけり |
6 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
7 | 影もたぬものの翳りの養花天 |
8 | 炎天や昆虫としてただあゆむ |
9 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
10 | 呟きは言葉となれり師走風 |
11 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
12 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
13 | 大紅葉燃え上がらんとしつつあり |
14 | 会津はや腹召すやうに蝶生まる |
15 | 甌穴によびよせられて時雨ふる |
16 | 青葉寒身に一対の乳房かな |
17 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
18 | おそるべき君等の乳房夏来る |
19 | なかんづく珠なす肝や鮟鱇鍋 |
20 | 白波が白波追へり九月尽 |
21 | 冬深し巨船ひたすら南溟へ |
22 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
23 | 胸に綿あつまつてゐる夏布団 |
24 | 青北風に事の運びを質さるる |
25 | 能面の裏何もない芒原 |
26 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
27 | 天地の間にほろと時雨かな |
28 | つり鐘の蔕のところが渋かりき |
29 | 夏落葉いつか居着きし迷い犬 |
30 | 鈴虫の闇へかたむくこころかな |
31 | 小走りに抜ける卯の花腐しかな |
32 | 蒲の穗の垂直に蹤いてゆけるか |
33 | 燈明のひとりでに消え雪の昼 |
34 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
35 | 人が人押して一月うごきだす |
36 | 狼は亡び木霊は存ふる |
37 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
38 | 毬栗の触角悔にふれたがる |
39 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
40 | 人それぞれ書を読んでゐる良夜かな |
41 | 他界より来てまた帰る生姜売り |
42 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
43 | 晩鐘や雨雲走り雪になる |
44 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
45 | 身体から風が離れて秋の蝶 |
46 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
47 | 真直ぐ往けと白痴が指しぬ秋の道 |
48 | 風に乗るほかなし島のはぐれ鷹 |
49 | 兵泳ぎ永久に祖国は波の先 |
50 | 桃の陽ざしに横たわる母は童女 |
2024年4月26日 10時36分更新(随時更新中)