現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年2月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
2 | 方丈の大庇より春の蝶 |
3 | あをあをと年越す北のうしほかな |
4 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
5 | 冬川やのぼり初めたる夕芥 |
6 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
7 | 早春の庭をめぐりて門を出でず |
8 | 結び目のすんなり解けし花菜風 |
9 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
10 | あやまちはくりかへします秋の暮 |
11 | 灰のように鼬のように桜騒 |
12 | 母在りし夕べ偲べり冬至粥 |
13 | 就職組中学を出てしまひけり |
14 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
15 | 大寺を包みてわめく木の芽かな |
16 | 鳥渡り明日はと望む山夏野 |
17 | 初風呂や花束のごと吾子を抱き |
18 | 雪合戦する子の目にも殺意あり |
19 | 秋の暮山脈いづこへか帰る |
20 | ひた急ぐ犬に合ひけり木の芽道 |
21 | 爐に野菊溢れしめ堀辰雄邸 |
22 | 山又山山桜又山桜 |
23 | ひとり咳きふたり咳き親鸞に弄ばれ |
24 | 冬枯の中を流るる水の照り |
25 | いにしへの花の奈落の中に座す |
26 | 野を焼いて帰れば燈火母やさし |
27 | 羽搏きは別れの合図鳥帰る |
28 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
29 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
30 | 身めぐりを雪だか蝶だか日暮まで |
31 | 芋腹をたたいて歓喜童子かな |
32 | 千の手の一つを真似る月明かり |
33 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
34 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
35 | 遺品あり岩波文庫阿部一族 |
36 | やはらかき身を月光の中に容れ |
37 | 伏せ舟のふところ通い雀蜂 |
38 | 秋の暮力のかぎり山並ぶ |
39 | 吾子が嫁く宇陀は月夜の蛙かな |
40 | 大初日ひとり一人が受けて佇つ |
41 | 外は雪子供をつくらぬ蜂窩窟 |
42 | 巻尺の伸びて縮んで蝶の昼 |
43 | 運ばるる氷の音の夏料理 |
44 | 海鳴りや花のこまかき影を踏む |
45 | 無鉄砲な梅の瑞枝が青空に |
46 | 麦車馬に遅れて動き出づ |
47 | 起し絵のおもひつめたる殺しかな |
48 | 飛鳥佛けふも面長大根干す |
49 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
50 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
2025年9月2日 20時28分更新(随時更新中)