現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年5月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
2 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
3 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
6 | こんなよい月を一人で見て寝る |
7 | あんぱんを落して見るや夏の土 |
8 | 常夏の碧き潮あびわが育つ |
9 | をんなにもはばたく日あり紫木蓮 |
10 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
11 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
12 | かりそめに燈籠おくや草の中 |
13 | いなびかりひとと逢ひきし四肢てらす |
14 | 青紫蘇にきのうの紐が揺れており |
15 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
16 | 馬酔木咲く金堂の扉にわが触れぬ |
17 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
18 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
19 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
20 | 星空へ店より林檎あふれをり |
21 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
22 | 肉マンをころんでつぶす二月かな |
23 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
24 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
25 | 冬蝶よ草木もいそぎ始めたり |
26 | ちるさくら海あをければ海へちる |
27 | 紙を漉く身の内の水揺れやまず |
28 | 少年や六十年後の春の如し |
29 | 夕月や雪あかりして雑木山 |
30 | 一つ根に離れ浮く葉や春の水 |
31 | 妻二タ夜あらず二タ夜の天の川 |
32 | 吹き晴れし大空のある蝶々かな |
33 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
34 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
35 | 町空のつばくらめのみ新しや |
36 | 対のものいつしか欠くるひめ始め |
37 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
38 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
39 | 分け入つても分け入つても青い山 |
40 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
41 | マフラーをはずせば首細き宇宙 |
42 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
43 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
44 | 琵琶の音も語りも聞けぬ耳の秋 |
45 | 旗らしきもの立て午後の氷菓売り |
46 | 海に出て木枯帰るところなし |
47 | 牡丹百二百三百門一つ |
48 | 汗かいて器量よしなり撰鉱婦 |
49 | かたつむりつるめば肉の食ひ入るや |
50 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
2024年9月24日 21時14分更新(随時更新中)