現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年8月21日のデイリーキーワードランキング
1 | ここまでと踵返せり大花野 |
2 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
3 | 八月や六日九日十五日 |
4 | 立山のかぶさる町や水を打つ |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 海に出て木枯帰るところなし |
7 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
8 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
9 | アンダンテ暮れて白木蓮火をともす |
10 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
11 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
12 | 白山茶花の主宰の句碑を守りけり |
13 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
14 | 蟻の列しづかに蝶をうかべたる |
15 | 常着で佇つ種苗店の夕あかり |
16 | 万年を経し散骨の月光り |
17 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
18 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
19 | 沙羅落ちて遠くを想う木となりぬ |
20 | 一日は一生であり酔芙蓉 |
21 | 羅や水族館に鰭あまた |
22 | 切干やいのちの限り妻の恩 |
23 | 母の忌や春暁一枚づつ剥ける |
24 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
25 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
26 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
27 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
28 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
29 | 凩の果はありけり海の音 |
30 | 樹海に迷わず 芒野に惑う |
31 | 春雪三日祭りの如く過ぎにけり |
32 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
33 | 蟹星雲をぶち抜いて行く我が視線 |
34 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
35 | 行く雲も帰雁の声も胸の上 |
36 | うつくしきあぎととあへり能登時雨 |
37 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
38 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
39 | せきをしてもひとり |
40 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
41 | 一月の畦まつすぐに行くほかなし |
42 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
43 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
44 | 埴色に枯れ永らへて柏の葉は |
45 | 折り鶴に天の怒濤を折り添える |
46 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
47 | 其中に金鈴をふる虫一つ |
48 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
49 | モナリザの声の生るる 麦の秋 |
50 | 遺品あり岩波文庫阿部一族 |
2024年4月26日 16時28分更新(随時更新中)