現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年5月23日のデイリーキーワードランキング
1 | いなびかり北よりすれば北を見る |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | ふくろうに聞け快楽のことならば |
7 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
8 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
9 | 芝桜色鉛筆の走り出す |
10 | 春眠や底のぬけたる砂時計 |
11 | 除夜の湯に肌触れあへり生くるべし |
12 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
13 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
14 | 考える人は考え昭和の日 |
15 | 木の匙に木洩れ日掬う粥祀り |
16 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
17 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
18 | そよぎだす早苗田の青昼鏡 |
19 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
20 | しみじみと年の港といひなせる |
21 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
22 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
23 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
24 | ああ小春我等涎し涙して |
25 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
26 | 田水張り天地一つに融け合える |
27 | 鉄線花手足くねらせヨガのポーズ |
28 | 御神馬に言ひ寄つてみる春宵 |
29 | これは時雨だ樅の木の謙虚な守り |
30 | 雑音を断ち切るための青簾 |
31 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
32 | 胸の上聖書は重し鳥雲に |
33 | 死蛍に照らしをかける蛍かな |
34 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
35 | 桐一葉落ちて心に横たはる |
36 | 重ね着の中に女のはだかあり |
37 | 若葉風ころころ笑う人の来る |
38 | 早苗田に男の歩幅残りおり |
39 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
40 | ぬかずけば遥かなる日やたかしの忌 |
41 | 遠蛙酒の器の水を呑む |
42 | 柿若葉重なりもして透くみどり |
43 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
44 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
45 | 山桜雪嶺天に声もなし |
46 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
47 | 分け入つても分け入つても青い山 |
48 | 二百十日細かく刻む紅生姜 |
49 | 方丈の大庇より春の蝶 |
50 | 東京がじつとしてゐる初景色 |
2024年9月21日 06時02分更新(随時更新中)