現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年6月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
2 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
3 | しぐるるや死なないでゐる |
4 | 梅雨夕焼だんだん怖き童唄 |
5 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
6 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
7 | 大落暉今に点火の枯すすき |
8 | 冬の波冬の波止場に来て返す |
9 | どしやぶりへ思ひきつたる蝶ひとつ |
10 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
11 | したたかに水をうちたる夕ざくら |
12 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
13 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
14 | 屋上で罌粟を蒔き扶養家族なし |
15 | 松過ぎの又も光陰矢の如く |
16 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
17 | 山枯るる音なき音の充満す |
18 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
19 | しぐるるや駅に西口東口 |
20 | 方丈の大庇より春の蝶 |
21 | 千年の留守に瀑布を掛けておく |
22 | 秋風の山を越えゆく蝶一つ |
23 | 潜る鳰浮く鳰数は合ってますか |
24 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
25 | 妻がゐて子がゐて孤独いわし雲 |
26 | 月光に深雪の創のかくれなし |
27 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
28 | キリストも阿弥陀も聖クリスマス |
29 | 目高覗くにあらず半身低頭す |
30 | 下校子の寄り道急かす春一番 |
31 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
32 | 蛍火と水に映れる蛍火と |
33 | 遠郭公からまつは青噴きやまず |
34 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
35 | 牡丹百二百三百門一つ |
36 | まのあたり天降りし蝶や桜草 |
37 | 秋天にわれがぐんぐんぐんぐんと |
38 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
39 | 牡丹雪ひととき鏡はなやぎぬ |
40 | あけぼのや泰山木は蝋の花 |
41 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
42 | 全山の枯木となりし静かかな |
43 | 入れものが無い両手で受ける |
44 | 逆緑の人昼寝の猫をつつくなり |
45 | 山の色釣り上げし鮎に動くかな |
46 | 軍鼓鳴り/荒涼と/秋の/痣となる |
47 | 遠火事に物売通る静かかな |
48 | 八月や六日九日十五日 |
49 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
50 | 七草粥母の頬張る艶を見る |
2024年9月26日 16時08分更新(随時更新中)