現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年10月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 七十路や新しき事弥生道 |
2 | 頭の中で白い夏野となつてゐる |
3 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
4 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
5 | 悩む眉間たち太陽と繰綿機の狭撃 |
6 | どんぐりの青い実空に自由律 |
7 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
8 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
9 | ラグビーのジヤケツちぎれて闘へる |
10 | 海に出て木枯帰るところなし |
11 | 冬の雲コレステロールで出来ている |
12 | うごかざる一点がわれ青嵐 |
13 | 十三夜乳首を紅く塗る狸 |
14 | 田の上の春の金星応と見て |
15 | 荷車の擦らせの軋む豊の秋 |
16 | 秋蝉のこゑ澄み透り幾山河 |
17 | 木のみどり草のみどりに罠かける |
18 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
19 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
20 | 殉教の島薄明に錆びゆく斧 |
21 | 人の世に花を絶やさず返り花 |
22 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
23 | 春の雪ふる女はまことうつくしい |
24 | をさなごのひとさしゆびにかかる虹 |
25 | 万緑と言ってかなしい奥歯かな |
26 | さかんなる入日なるかな秋の海 |
27 | 分別の所存と申す蝌蚪の列 |
28 | こゑ新しくあぢさゐに閉ざさるる |
29 | 妻へ帰るまで木枯の四面楚歌 |
30 | 鹿の子にももの見る眼ふたつづつ |
31 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
32 | 茶筅置く畳一と目の日射しかな |
33 | 等圧線混みし天気図寒卵 |
34 | 落胡桃踏めば太古の鬨の声 |
35 | 風船をつれコスモスの中帰る |
36 | 赤ピーマン身の程知つてゐるつもり |
37 | ふるさとは山路がかりに秋の暮 |
38 | 夕ひばり声が棚田をこぼれ落つ |
39 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
40 | あたたかき雪がふるふる兎の目 |
41 | 一の橋二の橋ほたるふぶきけり |
42 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
43 | さみだれのあまだればかり浮御堂 |
44 | ねぢれ花捩れそこねて枯れにけり |
45 | かやぶきの里の日溜り秋の蛇 |
46 | 鮭五郎はなしの種に食べてみる |
47 | ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く |
48 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
49 | 会者定離繰り返しきし水打てり |
50 | あざやかに昃るを秋の喪としたり |
2024年9月21日 16時23分更新(随時更新中)