現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年7月19日のデイリーキーワードランキング
1 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
2 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
3 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
4 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
5 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
6 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
7 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
8 | 泉の底に一本の匙夏了る |
9 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
10 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
11 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
12 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
13 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
14 | ちるさくら海あをければ海へちる |
15 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
16 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
17 | 入れものが無い両手で受ける |
18 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
19 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
20 | しぐるるや駅に西口東口 |
21 | 汚れたる白鳥顔をあげられず |
22 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
23 | 星空へ店より林檎あふれをり |
24 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
25 | 朱の橋を境に山と濃あぢさゐ |
26 | 卯の花や縦一文字ほとの神 |
27 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
28 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
29 | 手のひらをかへせばすすむ踊かな |
30 | 炎天を槍のごとくに涼気すぐ |
31 | 王朝の物語より雲母虫 |
32 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
33 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
34 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
35 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
36 | さみだれのあまだればかり浮御堂 |
37 | 山河はや冬かがやきて位に即けり |
38 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
39 | 瀧の上に水現れて落ちにけり |
40 | 空といふ自由鶴舞ひやまざるは |
41 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる |
42 | 恙なしそれだけでいい蕗の薹 |
43 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
44 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
45 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
46 | 風切羽放つごとくに髪洗ふ |
47 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
48 | 八月や六日九日十五日 |
49 | 老蜂の窓より入りて出でゆかず |
50 | 翡翠の影こんこんと遡り |
2024年4月23日 19時11分更新(随時更新中)