現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年4月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
2 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
3 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
4 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
8 | 山赤くひだるき草と歩くなり |
9 | 吾子すがる手力つよし露無量 |
10 | 指呼の間をくまなく照らし若葉光 |
11 | 分け入つても分け入つても青い山 |
12 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
13 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
14 | 身ほとりに風湧く思ひ更衣 |
15 | 向日葵や信長の首切り落とす |
16 | ゆく雁やふたたび声すはろけくも |
17 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
18 | 老鴬や泪たまれば啼きにけり |
19 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
20 | 桜満つ盲目の人の会釈して |
21 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
22 | 鮎の背に一抹の朱のありしごとし |
23 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
24 | 十二月八日迷ふ一字の虚かな |
25 | はんなりと稽古の袴春深し |
26 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
27 | 代掻きの親みえる場所昼の月 |
28 | いつか死ぬ人を愛する涼しさよ |
29 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
30 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
31 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
32 | 人生は一度でいいよ松の芯 |
33 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
34 | 病む母の薄眼に満ちて花万朶 |
35 | 青山河ほのぼのくもり余り苗 |
36 | 遠足が来て河川敷透明に |
37 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
38 | 甘茶仏虹は海棠より淡く |
39 | 去年今年貫く棒の如きもの |
40 | 石楠花や賽の河原の石の塔 |
41 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
42 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
43 | こんなよい月を一人で見て寝る |
44 | 春落葉いづれは帰る天の奧 |
45 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
46 | 限りなく降る雪何をもたらすや |
47 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
48 | 春や昔十五万石の城下哉 |
49 | 阿蘇五岳真ん中春の煙立つ |
50 | 別名を孔子木とや初御空 |
2024年9月22日 03時13分更新(随時更新中)