現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年11月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 海に出て木枯帰るところなし |
2 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く |
7 | 生き急ぎては塩舐むる祭の日 |
8 | 七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ |
9 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
10 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
11 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
12 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
13 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
14 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
15 | 旅立ちの色整えよ冬の草 |
16 | せきをしてもひとり |
17 | あくまでも故郷めざす蝸牛 |
18 | 猪は棒一本で運ばるる |
19 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
20 | 鰯雲タンクローリーに運ばるる |
21 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
22 | 砂の如き雲流れ行く朝の秋 |
23 | 幾度も雪の深さを尋ねけり |
24 | 灯の隈に秋雨ひそめり深く降る |
25 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
26 | うしろ姿の時雨てゆくか |
27 | 立冬のことに草木のかがやける |
28 | 八月や六日九日十五日 |
29 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
30 | 流燈や一つにはかにさかのぼる |
31 | 天平のをとめぞ立てる雛かな |
32 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
33 | いちまいの皮の包める熟柿かな |
34 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
35 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
36 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
37 | むかご飯ほろほろほろと声こぼれ |
38 | 芋の露連山影を正しうす |
39 | 分け入つても分け入つても青い山 |
40 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
41 | 夕空の美しかりし葛湯かな |
42 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
43 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
44 | 去年今年貫く棒の如きもの |
45 | 春光や廃線決る一両車 |
46 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
47 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
48 | 治聾酒の酔ふほどもなくさめにけり |
49 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
50 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
2024年9月26日 11時05分更新(随時更新中)