現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年12月3日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
3 | 初暦知らぬ月日は美しく |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 海に出て木枯帰るところなし |
6 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 水枕ガバリと寒い海がある |
9 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
10 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
11 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
12 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
13 | 子燕のこぼれむばかりこぼれざる |
14 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
15 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
16 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
17 | 空壊えて手もとの冷えのくるめきし |
18 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
19 | 若葉してぐらりと上る熱気球 |
20 | 芋の露連山影を正しうす |
21 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
22 | 波の秀の高きに崩れ花の昼 |
23 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
24 | 凍鶴の一歩を賭けて立ちつくす |
25 | つばめつばめ泥が好きなる燕かな |
26 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
27 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
28 | ものの種にぎればいのちひしめける |
29 | 湯上がりのごと雲間の冬満月 |
30 | 老人と子供と多し秋祭 |
31 | まねごとの母子二人の鬼やらひ |
32 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
33 | 凍蝶に指ふるるまでちかづきぬ |
34 | 三伏や美濃の要は金華山 |
35 | 鶴一羽白き化身となりて啼く |
36 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
37 | 冬麗のまんなかにある床柱 |
38 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
39 | 露の幹静かに蟬の歩きをり |
40 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
41 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
42 | 逆らわず従わず行く鴨の陣 |
43 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
44 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
45 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
46 | にぎりしめにぎりしめし掌に何もなき |
47 | 秋空に風の道ありさざ波す |
48 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
49 | 時計屋の時計春の夜どれがほんと |
50 | 自分には見えない背中よ年詰まる |
2025年9月2日 19時45分更新(随時更新中)