現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年2月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
3 | 山桜雪嶺天に声もなし |
4 | 重ね着の中に女のはだかあり |
5 | 白炎天鉾の切尖深く許し |
6 | 立秋は提灯でくるものならむ |
7 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
8 | さくら咲き去年とおなじ着物着る |
9 | 縄とびの中の生身や一の午 |
10 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
11 | とぐ米の水の匂える小春かな |
12 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
13 | 苗代の水を平らにして眠る |
14 | もしかして芽吹くか箸も端々も |
15 | 豊満の魚華やぐ中の三面鏡 |
16 | 立春の海よりの風海見えず |
17 | アイスクリームに厚き外套脱ぎ給へ |
18 | 魚焼く妻に星白鳥となりて去る |
19 | 紅きもの欲り且つ怖れ雪女郎 |
20 | 気に入りの春服を出す心当て |
21 | 青濁の沼ありしかキリシタン刑場 |
22 | ひるがえる葉裏で僕の手錠はずそう |
23 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
24 | 水着踏む姦淫犯したるに似て |
25 | すがたなき船ぼうぼうと雪のなか |
26 | たち泳ぎして友情を深うせり |
27 | この道しかない春の雪ふる |
28 | さくら咲き心足る日の遠まわり |
29 | 一灯の限界に渦雪解川 |
30 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
31 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
32 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
33 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
34 | 啓蟄や指輪廻せば魔女のごと |
35 | 除夜の湯に肌触れあへり生くるべし |
36 | 金色の佛ぞおわす蕨かな |
37 | あしのうらからくるやはらかさ雛の前 |
38 | 雪残る頂き一つ国境 |
39 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
40 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
41 | 鶏頭ノマダイトケナキ野分カナ |
42 | 昼顔のほとりによべの渚あり |
43 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
44 | あけぼのや泰山木は蝋の花 |
45 | いま生れし仔牛湯拭きも小春凪 |
46 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
47 | 昼顔は誰も来ないでほしくて咲く |
48 | 足の立つ嬉しさに萩の芽を検す |
49 | 浜で裸になり松の花より若い妻 |
50 | 宙吊りにわが手袋と鵠と |
2024年9月26日 22時46分更新(随時更新中)