現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年12月12日のデイリーキーワードランキング
1 | うつつなの二夜や餅の埃せる |
2 | しんしんと寒さがたのし歩みゆく |
3 | 八月や六日九日十五日 |
4 | オリオンの盾新しき年に入る |
5 | 時雨るるや小便小僧はやや反り身 |
6 | 前世もひとり見ていた冬落暉 |
7 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
8 | 久に雪皮膚が象るわれ在りぬ |
9 | 冬菜摘む影ふくらめて獣めく |
10 | 穀象の一匹だにもふりむかず |
11 | 陽炎をよく噛んでいる羊かな |
12 | かなしめば鵙金色の日を負ひ来 |
13 | アリスのごと鬼灯市に紛れたり |
14 | 恙なしそれだけでいい蕗の薹 |
15 | 眼光の鋭き大阿御修法了ゆ |
16 | 囀りや土に研がるる鍬の先 |
17 | 藤の花長うして雨ふらんとす |
18 | 日記買ふ絶望の魚捨つるため |
19 | 鮟鱇はゆるき外套着用す |
20 | ひるがほに電流かよひゐはせぬか |
21 | 春深き牛舍にジョンレノンのうた |
22 | 佳きことの予感新米塩むすび |
23 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
24 | 海に出て木枯帰るところなし |
25 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
26 | 鴨寄れる夕日伸べたる水面かな |
27 | 海鼠切つて太古の水をあふれしむ |
28 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
29 | ほととぎすすでに遺児めく二人子よ |
30 | くちびるに夜霧を吸へりあまかりき |
31 | とぢし眼のうらにも山のねむりけり |
32 | 菜の花や菜の花色の汽車がくる |
33 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
34 | 佐保姫と坂東太郎接吻す |
35 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
36 | こがらしや女は抱く胸をもつ |
37 | 雪の海底紅花積り蟹となるや |
38 | 冬籠り猫が聾になりしよな |
39 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
40 | 枯野来し水に夜業の手を洗ふ |
41 | まくなぎに目鼻まかして牛の貌 |
42 | 秋蟬のこゑ澄み透り幾山河 |
43 | 冬菜売る無口の媼の目のやさし |
44 | ぎいと泣くぶらんこ古りぬ春の人 |
45 | 風睡る秋あかつきの子に深し |
46 | 養鱒の水落ちて青濁る秩序 |
47 | 狐火を信じ男を信ぜざる |
48 | 凩や海に夕日を吹き落す |
49 | 陽へ病む |
50 | 唐辛子反りの合ふやつ合はぬやつ |
2024年9月22日 04時42分更新(随時更新中)