現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年9月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 七十路や新しき事弥生道 |
2 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
3 | 空澄めば飛んで来て咲くよ曼珠沙華 |
4 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
5 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
6 | 果実酒の呑みくらべをり春の候 |
7 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
8 | まのあたり天降りし蝶や桜草 |
9 | 山笑う火の見櫓の短い村 |
10 | 生者には大きなおはぎ秋彼岸 |
11 | 恋ふたつ レモンはうまく切れません |
12 | 倒れたる案山子の顔の上に天 |
13 | コスモスの花あそびをる虚空かな |
14 | 十方にこがらし女身錐揉みに |
15 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
16 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
17 | 夕花野ことば何処へも飛び立てず |
18 | 夕花野これより先は姥捨山 |
19 | 椅子涼し衣通る月にみじろがず |
20 | 鴨渡る鍵も小さき旅カバン |
21 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
22 | 道問へば老婆出てきて蓬の香 |
23 | 花野の果てに 秘仏の素足 昼極まる |
24 | ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない |
25 | 群蜻蛉そらの浅瀬をわたりくる |
26 | 春の雪ふる女はまことうつくしい |
27 | 刹那かなからすうり科の花の貌 |
28 | 手廻しの蓄音機鳴る淑気かな |
29 | わらんべの洟も若葉を映しけり |
30 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
31 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
32 | 霜きびし母娘こもれる深廂 |
33 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
34 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
35 | 枕ひとつの流れの中に夜を迎える |
36 | ためらい傷ほどの痛みや夏の月 |
37 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
38 | 十三夜乳首を紅く塗る狸 |
39 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
40 | 墓のうらに廻る |
41 | ゆく雁やふたたび声すはろけくも |
42 | 頬かむり解かず信濃の捨案山子 |
43 | したたかに水をうちたる夕ざくら |
44 | 拔け道にしつかり根付く母子草 |
45 | 車にも仰臥という死春の月 |
46 | かうやくを貼りゆふがほを貰ひにゆく |
47 | コーヒーはあとでください窓の霧 |
48 | 紅葉のはらいそははらはらはら |
49 | 十六夜の竹ほのめくにをはりけり |
50 | 千の手の一つを真似る月明かり |
2024年9月26日 23時57分更新(随時更新中)