現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年12月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 石仏の石のくちびる蕨餅 |
2 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
3 | 秋晴や草生の中の苜宿 |
4 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
5 | 分かち合ひしは冬霧の匂ひのみ |
6 | 元日の人通りとはなりにけり |
7 | 古希過ぎて一誌を興す雲の峰 |
8 | 世を憎む少女の息が鎌鼬 |
9 | 柴漬に見るもかなしき小魚かな |
10 | 眼帯に死蝶かくして山河越ゆ |
11 | 窓ぬぐふ人惜しみ年惜しむとき |
12 | 舷梯をはづされ船の蛾となれり |
13 | 冬枯の中を流るる水の照り |
14 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
15 | 来し方を悔い無しとして年惜しむ |
16 | 落椿われならば急流へ落つ |
17 | とぐ米の水の匂える小春かな |
18 | 七生七たび君を娶らん 吹雪くとも |
19 | 去年今年うしろ姿の厨妻 |
20 | 力なく降る雪なればなぐさまず |
21 | 限りなく降る雪何をもたらすや |
22 | 新しき家へみしりと雪女郎 |
23 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
24 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
25 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
26 | 年惜しむあとは署名をするだけの |
27 | およぎつつうしろに迫る櫓音あり |
28 | 白魚のさかなたること略しけり |
29 | 摘草の人また立ちて歩きけり |
30 | 窓あけて年を惜しめば沖に月 |
31 | 初山河あふれくるもの掌に |
32 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
33 | 寒卵どの曲線もかへりくる |
34 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
35 | 落蟬のひと声天寿まっとうす |
36 | ゆきふるといひしばかりの人しづか |
37 | 海風は南十字星に触れてをり |
38 | 雪虫や父郷と母郷隣りあふ |
39 | 松過ぎの又も光陰矢の如く |
40 | 初御空みずのあふみの揺るぎなし |
41 | 霧雨にぬるゝそびらや牛蒡ほり |
42 | 寒星や神の算盤ただひそか |
43 | 水温む鯨が海を選んだ日 |
44 | 田作りと飾売り海あおあおと |
45 | あたたかな 雨が降るなり枯葎 |
46 | 鎌倉を驚かしたる余寒あり |
47 | 花の屑母の指紋を探しをり |
48 | 炎天下イヤホーンに聞く甲子園 |
49 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
50 | しぐるるや駅に西口東口 |
2024年9月23日 19時17分更新(随時更新中)