現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年8月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 八月や六日九日十五日 |
2 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 敗戦忌蝉より多い蝉の穴 |
5 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
8 | 相逢うて飯食う疲れ遠花火 |
9 | はじめから皺のある服秋立ちぬ |
10 | 玉の如き小春日和を授かりし |
11 | 老農の眉目しづかに田水沸く |
12 | 茶杓拭く袱紗に残る春の彩 |
13 | やつぱり一人がよろしい雑草 |
14 | 重ね着の中に女のはだかあり |
15 | さわらないで下さい桃の感受性 |
16 | へうへうとして水を味はふ |
17 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
18 | 鷺草に距という部分風遊ぶ |
19 | 川の絵が上手ですから早起きです |
20 | うまそうなあさのおひさまいねのはな |
21 | 枝豆を口に正論聞き流す |
22 | さわさわと女神の濯ぎ青葉騒 |
23 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
24 | 能登半島馬のかたちに山法師 |
25 | 燭の灯を煙草火としつチエホフ忌 |
26 | 能登一度みずいろに見え冬の雨 |
27 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
28 | 十二支みな闇に逃げこむ走馬灯 |
29 | 朝顔の裏側ばかり厨ごと |
30 | 死にし人別れし人や遠花火 |
31 | 朝の馬笑いころげる青坊主 |
32 | 雁鳴いて大粒な雨落しけり |
33 | 夏山の大木倒す谺かな |
34 | 噴煙の山ごつごつと粧へり |
35 | 秋うらら砂漠の風紋私語ばかり |
36 | 永き日のミトコンドリア骨のなか |
37 | 雪残る頂き一つ国境 |
38 | 南都いまなむかんなむかん余寒なり |
39 | 翡翠の影こんこんと遡り |
40 | 友情が心の支え冬ぬくし |
41 | 豊年や切手をのせて舌甘し |
42 | 絵姿の君がゆらりと油照り |
43 | 草市の雨降りそぼつ廓町 |
44 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
45 | 冬耕の土裏返す雀どち |
46 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
47 | 秋旱掘つても穴にならぬなり |
48 | 夕焼けて西の十万億土透く |
49 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
50 | 男老いて男を愛す葛の花 |
2024年4月27日 06時18分更新(随時更新中)