現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年9月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
2 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | 星空へ店より林檎あふれをり |
5 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
6 | いなびかり北よりすれば北を見る |
7 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
8 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
9 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
10 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
11 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
12 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
13 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
14 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
15 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
16 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
17 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
18 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
19 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
20 | コホロギの肩刺せ裾刺せ一人の茶 |
21 | 浜なしのくらつとゆれるまくれなゐ |
22 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
23 | をととひのへちまの水も取らざりき |
24 | りんどうの露のひとつぶ水の星 |
25 | 咳をしても一人 |
26 | 口むすぶ鯉みて帰る秋彼岸 |
27 | 酒も少しは飲む父なるぞ秋の夜は |
28 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
29 | 仲秋や母に明るき仏の灯 |
30 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
31 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
32 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
33 | 貝こきと噛めば朧の安房の国 |
34 | 桃青し赤きところの少しあり |
35 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
36 | それとなく御飯出てくる秋彼岸 |
37 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
38 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
39 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
40 | 来賓を畚に乗せて運動会 |
41 | もの言ひて露けき夜と覚えたり |
42 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
43 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
44 | 秋の夜や紅茶をくぐる銀の匙 |
45 | 芋の露連山影を正しうす |
46 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
47 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
48 | ゆく秋や流れのごとく帯を解き |
49 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
50 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
2024年9月26日 20時47分更新(随時更新中)