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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2020年2月12日のデイリーキーワードランキング

1

着ぶくれて横に振る首まだありぬ
2

名月や門の欅も武蔵ぶり
3

正岡子規に永井隆に草の花
4

立冬のことに草木のかがやける
5

先づ心強くあれかし大旦
6

風鈴のひとり言きく 夕茜
7

泳ぎより歩行に移るその境
8

やつぱり一人はさみしい枯草
9

春風や闘志いだきて丘に立つ
10

たましいの一滴伸ばし伸ばし冬
11

高々と蝶こゆる谷の深さかな
12

人はみな旅せむ心鳥渡る
13

鞦韆を大きく漕いで青信濃
14

夕凪や見知らぬ人と会釈する
15

寒鳩が啼く母の三十三回忌
16

古池や蛙飛びこむ水の音
17

わが山河まだ見尽さず花辛夷
18

時鳥厠半ばに出かねたり
19

行列の中程にゐて初太鼓
20

町騒に遠き寺苑の仏桑花
21

ひらひらと夜はしんしんと六つの花
22

月光旅館/開けても開けてもドアがある
23

小流れに春足音の矍鑠す
24

スケートの紐むすぶ間も逸りつつ
25

肱川のけあらし分岐点無し
26

五月来る象の睫毛の長きこと
27

納め句座切字が人の和を結ぶ
28

菜の花や菜の花色の汽車がくる
29

珍客の寝てばかりいる苔の花
30

老いたれば人より早く冬が来る
31

高嶺星蚕飼の村は寝しづまり
32

なるやうになると裏山眠りけり
33

鷹鳩と化すコーヒーの紙コップ
34

初暦知らぬ月日は美しく
35

満開の花は軽ろしと見ゆるかな
36

鶏頭の十四五本もありぬべし
37

雲の峰いくつ崩れて月の山
38

うすらひは深山へかへる花の如
39

海に出て木枯帰るところなし
40

海鼠切つて太古の水をあふれしむ
41

傘さげて使ひあるきや曼珠沙華
42

鰯雲人に告ぐべきことならず
43

花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ
44

母の恩もて長身や白地着る
45

白鳥のひそめるごとし初日記
46

水枕ガバリと寒い海がある
47

木の根明く胎児はなにを見てをるや
48

秋灯や夫婦互に無き如く
49

ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう
50

かりがねや生死はいつも湯が滾り


2024年5月9日 22時24分更新(随時更新中)
 

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