現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年1月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 立冬のことに草木のかがやける |
5 | 大寒や転びて諸手つく悲しさ |
6 | 大寒の埃の如く人死ぬる |
7 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
8 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
9 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
10 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
11 | 女郎蜘蛛まだ半分は素顔なり |
12 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
13 | 水枕ガバリと寒い海がある |
14 | 素うどんの華となりたる寒卵 |
15 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
16 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
17 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
18 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
19 | あんぱんを落して見るや夏の土 |
20 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
21 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
22 | せきをしてもひとり |
23 | 朧夜のむんずと高む翌檜 |
24 | 初暦知らぬ月日は美しく |
25 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
26 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
27 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
28 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
29 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
30 | 凩や海に夕日を吹き落す |
31 | 仰向けに寐る猫木犀林散るよ |
32 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
33 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
34 | 白梅や天没地没虚空没 |
35 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
36 | 人間に蟻をもらひし蟻地獄 |
37 | ビルの影映れる上の花筏 |
38 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
39 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
40 | 耕せばうごき憩へばしづかな土 |
41 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
42 | 海光の岬に香の満つ野水仙 |
43 | 白き息ゆたかに朝の言葉あり |
44 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
45 | くわんおんのそびらもあおきころもがへ |
46 | 胸の上に雁行きし空残りけり |
47 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
48 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
49 | 神仏の顔など知らずどんど焚く |
50 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
2024年4月26日 15時25分更新(随時更新中)