現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年7月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | よろこびはかなしみに似し冬牡丹 |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
5 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
6 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
7 | 庭石に梅雨明けの雷ひびきけり |
8 | ところてん煙のごとく沈みをり |
9 | 曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて |
10 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
11 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
12 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
13 | 梅雨明けやごちそうさまを言い残し |
14 | 住吉の松の下こそ涼しけり |
15 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
16 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
17 | 海の日や宝石箱の蓋開けよう |
18 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
19 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
20 | せきをしてもひとり |
21 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
22 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
23 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
24 | 遠雷やはづしてひかる耳かざり |
25 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
26 | ふる里はあまりに遠しマンゴー剥く |
27 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
28 | 疲れ且つ戦い仏桑花を愛す |
29 | 卵割るように銀河を渡りけり |
30 | 髭跳ねる昇龍のごと滝飛沫く |
31 | 凡そ天下に去来程の小さき墓に参りけり |
32 | 桃のなか別の昔が夕焼けて |
33 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
34 | 枝岐れ枝岐れして芽を吹けり |
35 | 渡鳥仰ぎ仰いでよろめきぬ |
36 | 真夏日の森は聖堂鳥睡り |
37 | 大島ヨネの霊感くるふ土用波 |
38 | 星空へ店より林檎あふれをり |
39 | 蜩に鳴かれて終る焼肉料理 |
40 | 阿浮奈絵の二階へふふと夏の蝶 |
41 | 碧空に山充満す旱川 |
42 | 干?の尾骨化石をおもひをる |
43 | 白磁の池チェホフはマントを脱ぎ捨てる |
44 | 長生きの話でお開き 暑気払い |
45 | 畦に立つ翁一人の夏夕べ |
46 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
47 | 大綿のたとえば母の寝息かな |
48 | 白波が白波追へり九月尽 |
49 | 祖母山も傾山も夕立かな |
50 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
2024年9月24日 03時12分更新(随時更新中)