現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年11月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 凩や海に夕日を吹き落す |
2 | 水枕ガバリと寒い海がある |
3 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
4 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
5 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
6 | 人のもの質に置きけり暮の秋 |
7 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
10 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
11 | 永き日やつばたれ下る古帽子 |
12 | 汗と涙こも?黄黄こぼし合掌す |
13 | ビルを出て遅日の街にまぎれ入る |
14 | 寒木瓜の刺の鋭き女坂 |
15 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
16 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
17 | 日の鷹がとぶ骨片となるまで飛ぶ |
18 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
19 | 水中の河馬が燃えます牡丹雪 |
20 | 稲妻や世をすねてすむ竹の奥 |
21 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
22 | 色町や真昼しづかに猫の恋 |
23 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
24 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
25 | 冬凪が白くて出し忘れる手紙 |
26 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
27 | 星空へ店より林檎あふれをり |
28 | 深遠を戻り来りし昼寝覚め |
29 | 箒目の忽ち消える今朝の雪 |
30 | 雪深し捨て身に生きて牛歩かな |
31 | 海嘯も激雨もおとこの遺書ならん |
32 | ものの種にぎればいのちひしめける |
33 | 卵割るように銀河を渡りけり |
34 | たとふれば独楽のはじける如くなり |
35 | したたかに水をうちたる夕ざくら |
36 | 去年今年貫く棒の如きもの |
37 | 一献の火口湖ありて鷹舞へり |
38 | 物干に富士やをがまむ北斎忌 |
39 | 黛を濃うせよ草は芳しき |
40 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
41 | 寒風に声かけゆくは亡父ならむ |
42 | 天心の柿すきとほる人去りて |
43 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
44 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
45 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
46 | 医療費の抑制試案夜寒かな |
47 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
48 | 月光に深雪の創のかくれなし |
49 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
50 | 軍鼓鳴り/荒涼と/秋の/痣となる |
2024年9月26日 23時59分更新(随時更新中)