現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年12月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 酉年の酉の街ゆきはぐれけり |
3 | 機関車の切り離されて雪しまく |
4 | いきいきと三月生る雲の奧 |
5 | あした行く方より聞こゆ春の雷 |
6 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
7 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
8 | もう一人の自分をさがす初鏡 |
9 | 凩や海に夕日を吹き落す |
10 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
11 | 寝て起きて色即是空風花す |
12 | 冬ざれの岬卒塔婆を包みけり |
13 | ものの種にぎればいのちひしめける |
14 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
15 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
16 | 数へ日のこころのはしを人通る |
17 | 燈明に離れて坐る朧かな |
18 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
19 | 滿月の冴えてみちびく家路あり |
20 | 羅や水族館に鰭あまた |
21 | 眠る山或日は富士を重ねけり |
22 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
23 | 七草の緑違えてラグビーボール |
24 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
25 | 宵寝して年越蕎麦に起こさるる |
26 | 一対か一対一か枯野人 |
27 | デカルトを説き饒舌の鮟鱇鍋 |
28 | 春ショールするり汽笛が遠ざかる |
29 | 蛇踏みし丘凸凹に跳ねあがる |
30 | せきをしてもひとり |
31 | 初暦知らぬ月日は美しく |
32 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
33 | ストレスは吐き出すものと鵙高音 |
34 | 合掌の片手は藪蚊打つ構へ |
35 | 八月の遺書書くように俳句書く |
36 | たすけてほしいのです洋梨くるりくるり |
37 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
38 | 冬の坂のぼりつくして何もなし |
39 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
40 | 追伸に本音ひと言帰り花 |
41 | 直立の天皇一家松に雪 |
42 | 夏終はるさざなみ蹄跡のこし |
43 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
44 | 走り根は怒りの動脈春時雨 |
45 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
46 | 色即是空空即是色寒卵 |
47 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
48 | 不死鳥の言葉が似合うひばりの忌 |
49 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
50 | 空に咲く白のはじめの花辛夷 |
2024年9月26日 11時01分更新(随時更新中)