現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年11月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 牡丹百二百三百門一つ |
4 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
5 | 凩や海に夕日を吹き落す |
6 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
7 | ものの種にぎればいのちひしめける |
8 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
9 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
10 | 山又山山桜又山桜 |
11 | 酉年の酉の街ゆきはぐれけり |
12 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
13 | せきをしてもひとり |
14 | 寒山か拾得か蚊に螫されしは |
15 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
16 | 大火箸突き刺し囲炉裏の懐古談 |
17 | ベラの海大きな他人と並ぶかな |
18 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
19 | 濁世の真ん中にあり薮柑子 |
20 | 毛布被り孤島となりて泣きにけり |
21 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
22 | 冬かもめ真昼は大きな忘れもの |
23 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
24 | 枯木立月光棒のごときかな |
25 | わが影の吹かれて長き枯野かな |
26 | 赤とんぼじっとしたまま明日どうする |
27 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
28 | 星空へ店より林檎あふれをり |
29 | 箱階段下りる足音新豆腐 |
30 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
31 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
32 | コーヒー店永遠に在り秋の雨 |
33 | じやじや馬に生まれつきたる髪洗ふ |
34 | 咳をしても一人 |
35 | 人体冷えて東北白い花盛り |
36 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
37 | 初蝶来何色と問ふ黄と答ふ |
38 | まことより嘘が愉しや春灯 |
39 | 両眼煌煌と初電車現わるる |
40 | むかご飯握ってくれし姉逝きぬ |
41 | 鯛あまたゐる海の上盛装して |
42 | 佛哭いてる山脈の秋落暉 |
43 | 風の声櫻の花びら受けとめて |
44 | 子を殴ちしながき一瞬天の蟬 |
45 | 夜間飛行を眼にとめてうすくなる寝嵩 |
46 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
47 | 空ッ風にわかに玲瓏となるときも |
48 | 冬めくや人の話の腰を折る |
49 | 一湾を眼下に望む鵙日和 |
50 | なめくじに聞く性別と現住所 |
2024年9月27日 01時06分更新(随時更新中)