現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年10月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
4 | でで虫が桑で吹かるる秋の風 |
5 | 牡丹百二百三百門一つ |
6 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
7 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
8 | そら豆はまことに青き味したり |
9 | 潮臭き町の貌なる荒神輿 |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
12 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
13 | 紅梅や枝々は空奪いあひ |
14 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
15 | ふるさとが消えゆく峠蕎麦の花 |
16 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
17 | 神木の階のぼる蔦紅葉 |
18 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
19 | 軍鼓鳴り/荒涼と/秋の/痣となる |
20 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
21 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
22 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
23 | したたかに水をうちたる夕ざくら |
24 | 人体冷えて東北白い花盛り |
25 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
26 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
27 | せきをしてもひとり |
28 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
29 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
30 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
31 | 山又山山桜又山桜 |
32 | 本読めば本の中より虫の声 |
33 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
34 | 羽衣のほつれ空より蜘蛛の糸 |
35 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
36 | 貝寄風や愚な貝もよせてくる |
37 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
38 | 人恋し浦の蒲の穂枯れ切つて |
39 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
40 | 白樺のまれにはななめ秋晴るる |
41 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
42 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
43 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
44 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
45 | 朧夜のむんずと高む翌檜 |
46 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
47 | 南都いまなむかんなむかん余寒なり |
48 | 赤ちゃんに心うまれる神無月 |
49 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
50 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
2024年9月25日 21時56分更新(随時更新中)