現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年6月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 星空へ店より林檎あふれをり |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
5 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
6 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
7 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
8 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
9 | ピーマン切って中を明るくしてあげた |
10 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
11 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
12 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
13 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
14 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
15 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
16 | 茎右往左往菓子器のさくらんぼ |
17 | せきをしてもひとり |
18 | 月の出を待つは御身を待つごとし |
19 | 夏山を統べて槍ケ岳真青なり |
20 | 北斎の海より青き冬の空 |
21 | ほととぎす最後は空があるお前 |
22 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
23 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
24 | やつぱり一人がよろしい雑草 |
25 | 朝もやの小舟の明かり夾竹桃 |
26 | 崖上の家が落ちそう春闌ける |
27 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
28 | 入れものが無い両手で受ける |
29 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
30 | 別るるや夢一筋の天の川 |
31 | 紫陽花は散ることも許されない |
32 | 西行の庵の山の五百椿 |
33 | つきぬけて 天上の紺 曼珠沙華 |
34 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
35 | 郷倉は拳のごとし梅雨兆す |
36 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
37 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
38 | ひたひたと歩の近づけり寒の雨 |
39 | 鳶の輪の絶対音感夕焼ける |
40 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
41 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
42 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
43 | 早春の庭をめぐりて門を出でず |
44 | 橋ふたつ越えたあたりの薄暑光 |
45 | いつしかに余り苗にも耳や舌 |
46 | 蛇の衣入れたる財布ふくらみぬ |
47 | 蓮根掘る観音さまの雲に乗り |
48 | 火取虫昼は佛の灯を恋ひぬ |
49 | ほうたるや水平線は無重力 |
50 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2024年9月26日 10時43分更新(随時更新中)