現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年5月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 淋しい幽霊いくつも壁を抜けるなり |
3 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
4 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
5 | 美服して牡丹に媚びる心あり |
6 | せきをしてもひとり |
7 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
8 | 人の世の闇の深さや蛍の火 |
9 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
10 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
11 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
12 | しぐるるや駅に西口東口 |
13 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
14 | かたくりの中の一つが花白し |
15 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
16 | そよぎだす早苗田の青昼鏡 |
17 | サーフィンに春昼の波無尽蔵 |
18 | 熟れマンゴー人間魚雷の碑小さし |
19 | 我心或時軽し罌粟の花 |
20 | 縦向きに硬貨差し込む涼しさよ |
21 | 橋ふたつ越えたあたりの薄暑光 |
22 | 教会の奥ほど氷雨激しかり |
23 | こんなよい月を一人で見て寝る |
24 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
25 | 花白し誰もが老いてゆく夜に |
26 | 天の河その一滴に鱶泳ぎ |
27 | かたまつて薄き光の菫かな |
28 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
29 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
30 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
31 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
32 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
33 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
34 | 木漏れ日の吐息落し穴が見えない |
35 | 千の手の一つを真似る月明かり |
36 | うすものを着て雲の行くたのしさよ |
37 | きのうからくやしくて水遊びせり |
38 | 蟻の列しづかに蝶をうかべたる |
39 | 美しき会釈を貰ふ水の秋 |
40 | 大干潟みち潮尚もつづきおり |
41 | 雪虫や父郷と母郷隣りあふ |
42 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
43 | 馬鈴薯の花遠き嶺の雪一縷 |
44 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
45 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
46 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
47 | 牛肉鶏肉人間の肉も少し下さい |
48 | 雷激しザリガニ天を威嚇する |
49 | 縁台に脳天を突くかき氷 |
50 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
2024年9月26日 21時01分更新(随時更新中)