現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年5月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | こんなよい月を一人で見て寝る |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | 淋しい幽霊いくつも壁を抜けるなり |
5 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
6 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
7 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
8 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
9 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
11 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
12 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
13 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | 春節の赤から赤を泳ぎゆく |
16 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
17 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
18 | せきをしてもひとり |
19 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
20 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
21 | そよぎだす早苗田の青昼鏡 |
22 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
23 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
24 | てるてる坊主くるくる廻り梅雨の明け |
25 | 清明や街道の松高く立つ |
26 | カサブランカは醜形拒否の花なのか |
27 | 海よりも野山に降りてこそ緑雨 |
28 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
29 | 流浪して母の日母の墓知らず |
30 | 子燕のこぼれむばかりこばれざる |
31 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
32 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
33 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
34 | 草笛や少年の日のこころざし |
35 | 鷹鳩と化すコーヒーの紙コップ |
36 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
37 | 清明や余生余命の計られず |
38 | 箱庭の添景となる寺に住む |
39 | 精霊ともっと話せよ夕焚火 |
40 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
41 | なわとびの縄の中なる青山河 |
42 | 地獄絵の火は燃えてをり寒の入 |
43 | 涙が出るから言葉が出ない秋風裡 |
44 | 死ぬ蝶は波にとまりぬ十三夜 |
45 | 菫程な小さき人に生れたし |
46 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
47 | 針箱は母の分身柿の花 |
48 | 夏燕ななめ45度の空 |
49 | ゆれるたび血の薄くなる秋桜 |
50 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
2024年9月25日 11時57分更新(随時更新中)