現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年5月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 性格が八百屋お七でシクラメン |
3 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 清明や街道の松高く立つ |
8 | 胸中のマグマだまりや冬苺 |
9 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
10 | 地下鉄にかすかな峠ありて夏至 |
11 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
12 | 鷹鳩と化すコーヒーの紙コップ |
13 | ゴキブリの夫婦重なりあって終わる |
14 | 愛ちゃんのハッピーハンド花水木 |
15 | 牛の顔大いなるとき青梅落つ |
16 | 青葉潮ただただ青き野点かな |
17 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
18 | 七夕や遺髪といへるかろきもの |
19 | 再会のちよつと嬉しき夏はじめ |
20 | 一行のイデエ流るゝものを涸らす |
21 | 死のあとも花菜明かりはおさなしや |
22 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
23 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
24 | 亀甲の粒ぎつしりと黒葡萄 |
25 | 海中に都ありとぞ鯖火もゆ |
26 | 天領の境にさくや桐の花 |
27 | あざけりを浴びるごと昼冴返る |
28 | 観覧車春の乾きにまわりゆく |
29 | 源泉の豊かな手水はだれ雪 |
30 | 初夏の息整えて管楽器 |
31 | 限りなく降る雪何をもたらすや |
32 | 飛行機雲空かけ上る枯野に春 |
33 | 病む母の薄眼に満ちて花万朶 |
34 | 野にて裂く封書一片曼珠沙華 |
35 | 短日の梢微塵にくれにけり |
36 | 声掛けて体位交換花は葉に |
37 | マロニエの香り漂う夜のカフェ |
38 | 苔清水去り忘れものせし心地 |
39 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
40 | 遠足の水筒空となる頃か |
41 | 渓流の風のもてなし新豆腐 |
42 | 燈台も浦も小さめ夏兆す |
43 | こぶし咲く沈没しさうな蒼い沼 |
44 | 法医学・桜・暗黒・父・自涜 |
45 | 風韻のこだまかへしに寒ざくら |
46 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
47 | 泳ぎより歩行に移るその境 |
48 | 夕暮の花菜畑の淨土めく |
49 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
50 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2024年9月25日 22時37分更新(随時更新中)