現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年4月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
3 | 秋の航一大紺円盤の中 |
4 | 散らし雨遅咲き桜満開に |
5 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
6 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
7 | せきをしてもひとり |
8 | 菫程な小さき人に生れたし |
9 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
12 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
13 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
14 | 清明や街道の松高く立つ |
15 | 夢に浮く身風呂にしずむ身四月尽 |
16 | 仏母たりとも女人は悲し灌仏会 |
17 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
18 | 安曇野や窓近くまで田水張る |
19 | 暖かや飴の中から桃太郎 |
20 | 門川の爽にはやし村抗す |
21 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
22 | 威銃大津皇子は天にあり |
23 | 猫柳朝鮮の唄また聞きぬ |
24 | 筍は赤絵大鉢大家族 |
25 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
26 | 卵割るように銀河を渡りけり |
27 | 三尺の玻璃戸に嵌まる山ざくら |
28 | 春の日や あの世この世と 馬車を駆り |
29 | 走るのが好きで走れば芒かな |
30 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
31 | 定型をはみ出す呼吸ひこばゆる |
32 | 緑陰に三人の老婆わらへりき |
33 | 真昼日に松風少し土用かな |
34 | お庭には枯山吹や春画展 |
35 | 雲光る溶け入るごとき花菜村 |
36 | 甦る記憶音立つ朧かな |
37 | ねぱーるはとても祭で花むしろ |
38 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
39 | 少年や六十年後の春の如し |
40 | 寂しいは寂しいですと春霰 |
41 | 鳶の輪の絶対音感夕焼ける |
42 | 藤の花長うして雨ふらんとす |
43 | 開拓の神に朝採りズッキーニ |
44 | 鉛筆一本田川に流れ春休み |
45 | 宵山を逃れ常世の闇にかな |
46 | 廃校の母校の桜吹雪かな |
47 | 菜種梅雨 薄日に遊ぶ硝子玉 |
48 | ふりしきる雨となりけり蛍籠 |
49 | 春は曙まれにあざらしの予感 |
50 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
2024年9月26日 10時25分更新(随時更新中)