現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年11月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 億年のなかの今生実南天 |
3 | たまゆらの命惜しめと銀杏散る |
4 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
5 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
6 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
7 | 待宵や深爪癖のあねいもと |
8 | 粉雪や扉の鈴の鳴るお店 |
9 | 足裏見せ春の天女は生まれけり |
10 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
11 | せきをしてもひとり |
12 | 去年今年貫く棒の如きもの |
13 | 水枕ガバリと寒い海がある |
14 | 月山に速力のある雲の峰 |
15 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
16 | いなびかり北よりすれば北を見る |
17 | ものの種にぎればいのちひしめける |
18 | 柊の花一本の香りかな |
19 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
20 | 校庭に十薬茂るわが戦後 |
21 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
22 | 幻燈にものいう老婆冬の雨 |
23 | 鞦韆や風をはらみてみな帰る |
24 | 望郷や秋に別れの嘘一つ |
25 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
26 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
27 | 戦争と畳の上の団扇かな |
28 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
29 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
30 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
31 | 加賀初冬足裏楽しむ甃 |
32 | 梅漬けてより物忘れはじまりぬ |
33 | こほろぎのこの一徹の貌を見よ |
34 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
35 | 桃色に明ゆく渓小女の膝小僧 |
36 | 麦蒔の一族ひかり異なれり |
37 | 鯛焼の頬豊かなる通学路 |
38 | ふはふはのふくろうの子のふかれをり |
39 | 紅梅や枝々は空奪いあひ |
40 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
41 | 雑炊のほのぼのしさをすすりこむ |
42 | 戦前の雛に灯りのやはらかし |
43 | 山国の虚空日わたる冬至かな |
44 | 信濃いま触れ合ふ音のみな新樹 |
45 | 太紐の尾の美しき飾り独楽 |
46 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
47 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
48 | マリが住む地球に原爆などあるな |
49 | 健気なる小さき灯台寒の海 |
50 | 頂上や殊に野菊の吹かれ居り |
2024年9月26日 22時54分更新(随時更新中)