現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年11月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
2 | 放屁虫俗論党を憎みけり |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
5 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
6 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
7 | ほかほかと五穀米食ぶ敗戦日 |
8 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
9 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
10 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
11 | 卯の花や縦一文字ほとの神 |
12 | うつし世に浄土の椿咲くすがた |
13 | 未来より滝を吹き割る風来る |
14 | 慎ましく足元見よと藪柑子 |
15 | 水枕ガバリと寒い海がある |
16 | 紙つまる勤労感謝の日のFAX |
17 | せきをしてもひとり |
18 | 廃屋になだれて柿の黄金なす |
19 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
20 | 親友の逝く鶯鳴くを待たずして |
21 | 大家族泯ぶ山家の根深汁 |
22 | 誰彼もあらず一天自尊の秋 |
23 | 玉の如き小春日和を授かりし |
24 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
25 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
26 | 冬川やのぼり初めたる夕芥 |
27 | 来し方を悔い無しとして年惜しむ |
28 | 北風吹くや一つ目小僧蹤いてくる |
29 | 一瞬を束ねて冬のすみれ咲く |
30 | 小夜時雨上野を虚子の来つつあらん |
31 | 末枯れの癇脈となり畝のこる |
32 | 磔像の全身春の光あり |
33 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
34 | 隼人瓜ぼとんぼとんと猪迷ふ |
35 | 一生のこの時のこの雁渡る |
36 | 南畦祭俳句はロマン田螺鳴く |
37 | 春浅し無敵の動物ビスケット |
38 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
39 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
40 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
41 | 食べてゐる牛の口より蓼の花 |
42 | 船出のドラ鳴る逆光の雲の峰 |
43 | 割り切れぬ偶数思う熱帯夜 |
44 | 枯蟷螂鑑真和上の貎となる |
45 | あるときは船より高き卯浪かな |
46 | 獣園の土に根を張り桜の木 |
47 | ななかまど白馬の霧に色づけり |
48 | 雪月花わけても花のえにしこそ |
49 | 昨日は昨日茶の花の芯黄に灯り |
50 | 家族みな融かされている夕茜 |
2024年9月25日 14時15分更新(随時更新中)