現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年7月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 帰らざるあまたあまたや鳰の巣も |
2 | 真中より明ける気配や夏の湖 |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | いなびかり北よりすれば北を見る |
6 | 消防も野次馬も去り守宮鳴く |
7 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
8 | せきをしてもひとり |
9 | 浮いて来いチンポコ洗う保育園 |
10 | 青林檎汝が口紅のいろにじむ |
11 | 冷蔵庫に冷えゆく愛のトマトかな |
12 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
13 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
14 | 古都緑玲瓏の苑眩しけれ |
15 | 爾臣民に告ぐ列島の猛暑かな |
16 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
17 | 老いゆくを罪と思はず百日紅 |
18 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
19 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
20 | 重ね着の中に女のはだかあり |
21 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
22 | 空蝉のまなこに光ありにけり |
23 | うろたへて母の影ふむ小暑なり |
24 | 方形の仕立て西瓜や罪深し |
25 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
26 | さるすべりしろばなちらす夢違い |
27 | 夏山と溶岩の色とはわかれけり |
28 | 綿虫と息合ひて世に後れけり |
29 | 絵姿の君がゆらりと油照り |
30 | 蜩が鳴くひぐらしが鳴いてゐる |
31 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
32 | 端居して濁世なかなかおもしろや |
33 | スケートの濡れ刃携へ人妻よ |
34 | 母に会うための線香花火かな |
35 | 雷激しザリガニ天を威嚇する |
36 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
37 | 雨激しゴーヤーが疣とがらせる |
38 | 薔薇茶飲む鷗外漱石読み飽きて |
39 | 黒揚羽飛ぶ水滴に映るまで |
40 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
41 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
42 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
43 | 颯々と青田どこかに父の初志 |
44 | 蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな |
45 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
46 | 露の幹静かに蝉の歩きをり |
47 | 梵鐘の一打に揺らぐ花魁草 |
48 | 向日葵やゴッホの雲を引き寄せる |
49 | 朝草刈横一列は反戦派 |
50 | へそが汗ためてゐる |
2024年9月26日 15時15分更新(随時更新中)