現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年11月28日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
3 | 親よりも白き羊や今朝の秋 |
4 | 病む師走わが道或はあやまつや |
5 | しぐるるや死なないでゐる |
6 | 遊ばれて昭和に戻るしゃぼん玉 |
7 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
8 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
11 | いなびかり北よりすれば北を見る |
12 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
13 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
14 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
15 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
16 | 水澄みて四方に関ある甲斐の国 |
17 | 水枕ガバリと寒い海がある |
18 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
19 | 鰯雲この一族の大移動 |
20 | 海に出て木枯帰るところなし |
21 | 一行の添え書に見る年賀状 |
22 | 雪兎ゆゑなき頬のほてりかな |
23 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
24 | ものの種にぎればいのちひしめける |
25 | 死ぬために生きているんだ寒落暉 |
26 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
27 | 玉の如き小春日和を授かりし |
28 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
29 | 校庭に藤の花あり同窓会 |
30 | 億年のなかの今生実南天 |
31 | 障子しめて四方の紅葉を感じをり |
32 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
33 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
34 | 泳ぎより歩行に移るその境 |
35 | あたたかき十一月もすみにけり |
36 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
37 | ダリの時計となる月光の水たまり |
38 | 詩に痩せて二月渚をゆくはわたし |
39 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
40 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
41 | 枯木立月光棒のごときかな |
42 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
43 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
44 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
45 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
46 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
47 | 夏真昼死は半眼に人をみる |
48 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
49 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
50 | ゆびさして寒星一つづつ生かす |
2024年9月26日 12時09分更新(随時更新中)