現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年9月30日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 氷湖ありもう限界のボクサーに |
3 | アロハシャツ着るなら傘は置いてゆけ |
4 | 星空へ店より林檎あふれをり |
5 | 別るるや夢一筋の天の川 |
6 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
7 | 鰯雲日かげは水の音迅く |
8 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
9 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
10 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
11 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
12 | 分け入つても分け入つても青い山 |
13 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
14 | いなびかり北よりすれば北を見る |
15 | ここまでと踵返せり大花野 |
16 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
17 | 入れものが無い両手で受ける |
18 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
19 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
20 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
21 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
22 | 風花の通りし北の空の青 |
23 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
24 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
25 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
26 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
27 | 少年ありピカソの青のなかに病む |
28 | 自己顕示やたらに強し金木犀 |
29 | 秋晴の運動会をしてゐるよ |
30 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
31 | 尾瀬の秋水より昏れて闇深む |
32 | 水色の横浜の地図九月尽 |
33 | 雑草もあるがままなる花野かな |
34 | 水枕ガバリと寒い海がある |
35 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
36 | 不知火や湾の一灯焦がれゐる |
37 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
38 | 豪快に妻割る冬至南瓜かな |
39 | 芋の露連山影を正しうす |
40 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
41 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
42 | 雁渡し一湖をよぎるものの水脈 |
43 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
44 | うしろ手に一寸紫式部の実 |
45 | 秋晴れや蝶はつめたきところより |
46 | まなうらに薄き玻璃ある二月かな |
47 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
48 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
49 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
50 | 鳥雲に拾ふともなきますほ貝 |
2024年9月25日 13時22分更新(随時更新中)